PCを立ち上げてWaveGeneで動作の確認。問題無し。1KHzと5KHz・10KHzのレベルを一致させるように半固定を合わせる。抵抗値は637Ωにセットしてあったが、すこし高めになった。たぶん700Ωくらい。
0dB、1KHzのレベルは0.51Vとなった。残留ノイズは39μV、12μV(30KHz LPF)と低い。
周波数特性。0dBの7〜9Hzで小山が生じているのは、カップリングコンデンサ470μFとTpAs-202のインダクタンスによる共振と思われる。20KHzまで殆どフラットで、TpAs-203版より特性が良い。
歪率特性。オーディオアナライザVP-7721Aを使用。50Hzでも歪率の悪化が無いのはトランスを昇圧しないで使っているためか。10KHzが悪めなのはLPFを30KHzにしており、高周波ノイズが含まれているため。
このところSV811-10Aシングルアンプで聴いていたので確認のためそのまま試聴。ちょうどよい音量でのツマミの位置は11時半くらい(一番上のDAC)。
低音がかなり出る。高音はすこし不足している感じだったがしばらく聴いていると繊細な感じが出てきた。音のダイナミズムをちゃんと再生する。音場感も良い。
これでトランス式USBDACは3台となった。出力はTpAs-203版が2V、TF-3版が1V、TpAs-202版が0.5Vでメインアンプの利得の大小に対応する。
最後に回路図を再掲。