基本的な動作確認が取れたので、特性を測定した。試作機の再現性があるかどうかが目的。
諸特性から。試作機との差は測定誤差の範囲か。残留ノイズは少し低くなって0.2mVとなった。
周波数特性。これも殆ど同じ。
歪率特性。1KHzの0.05Wから1Wにかけての特性が変化した。これは初段アンプ部での2SC3790のコレクタ電圧が高くなっていたのを144Vに調節したためだと思われる。
オーディオアナライザで0.5Wにおける歪率が最も低くなるように半固定抵抗を調整した。コレクタ電圧は167Vくらい。
歪み打ち消しが上手くいったために0.2Wの歪率は0.02%台まで下がった。まるでハードディストーションのようなカーブになっている。でも1W以上の歪率が悪化したので、結局コレクタ電圧を元に戻した。
2台並べて観葉植物を入れて記念撮影。
ハムバランサとバイアスボリュームはどっちがどっちか忘れてしまうだろうから、ラベルシートを作って貼り付けた。