おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

SV811-10Aシングルアンプ・本番機の特性確認②

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基本的な動作確認が取れたので、特性を測定した。試作機の再現性があるかどうかが目的。

 
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諸特性から。試作機との差は測定誤差の範囲か。残留ノイズは少し低くなって0.2mVとなった。

 

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周波数特性。これも殆ど同じ。

 

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歪率特性。1KHzの0.05Wから1Wにかけての特性が変化した。これは初段アンプ部での2SC3790のコレクタ電圧が高くなっていたのを144Vに調節したためだと思われる。

 

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オーディオアナライザで0.5Wにおける歪率が最も低くなるように半固定抵抗を調整した。コレクタ電圧は167Vくらい。

 

歪み打ち消しが上手くいったために0.2Wの歪率は0.02%台まで下がった。まるでハードディストーションのようなカーブになっている。でも1W以上の歪率が悪化したので、結局コレクタ電圧を元に戻した。

 

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2台並べて観葉植物を入れて記念撮影。

 

ハムバランサとバイアスボリュームはどっちがどっちか忘れてしまうだろうから、ラベルシートを作って貼り付けた。