本番機②の組み立てを始めた。フロントに取り付ける、アクリルパネルの保護紙をはがしたら削り粉が付着していて拭き取るのが難しかった。静電気でどうしてもくっついてしまう。
順調に外装パーツの取り付けが完了。SV811-10Aソケットの穴ふさぎ用ネジはナットが止められないので接着剤で固定した。
AC1次配線を済ませて電源トランスの電圧を確認。フィラメント電源基板とSBDを取り付け。SBDのナットがなかなかはまらず苦労したが、何回かやっているうちにできた。
6V6GTのヒーター配線を済ませて点灯式。SV811-10Aのフィラメント電圧と6V6GTのヒーター電圧は6.45Vくらい。OK。
+B電源基板を取り付けて電圧チェック。
+B1・-C電源基板を取り付けて電圧チェック。今回はしっかり放電させる。
6V6GT周りのCRと配線を取り付ける。続いて初段アンプ基板の配線と基板を取り付ける。
SP端子に配線をハンダ付けする際、うっかりコテ先を滑らせて指をヤケドしてしまった。コテでヤケドなんて久しぶりだ。今回の組み立ては感電したりヤケドしたりで、真空管アンプでやりがちな失敗のゴールデンコースを行っている。決して焦っているつもりはないけれど注意不足かなあ?
シャーシの隅を這っているAC1次配線(白)がブラブラするので接着剤を使って固定した。まあ問題は無いだろう。最初はインシュロックタイを使ったが、収まりが悪いのとシャーシを裏返すと垂れ下がってきてしまった。
これで配線と束線が全て完了。なんと2日で組み上がってしまった。都合3回めだから時間短縮したのか。
配線チェック後に真空管を挿して電源オン、電圧の確認。問題なし。測定器をつないで波形観測、問題なし。よーしよーし。
電圧測定結果。備忘録のために残しておこう。
特性を測定するのは後にして、3階へ2台を運び込んで試聴。なんかヘン?音像が散漫でボーカルがSPの外に位置したりしている。アンプの後ろを見たら、片方のSP接続が+−逆だった(笑)。
やっぱりいいものはいい。女性ボーカルが艶めかしい。スケール感もたっぷりある。モノラル2台だからクロストークは基本的に発生しないし、定位がしっかりしている。