VT-62シングルアンプのシャーシを塗装した。いつもなら電源トランスの上部カバーやトランスケースも同色に塗装するんだけど、同系統の色なら少しぐらい違っていても構わないや!と割り切った。
塗装は外で行うのでお天気しだい。天気が良くても風が強いと新聞紙がめくれたり、スプレーがうまく飛ばなかったり、ホコリが舞うので困る。今回も途中で風が強くなって一時撤収したが、風が弱まったために続行。
リューターにペーパーコーンをつけて罫書き線や溶接跡、穴開け時についた傷などを消した。下地処理をしっかりしておくと、プラサフで厚化粧する必要がない。
#400の耐水ペーパーで水研ぎ。塗装の密着性を上げるため、タテ・ヨコ・ナナメに傷をつける。外は寒いから浴室でやった。お湯が使えるから便利。
ガスレンジで水気を飛ばした後に広告紙で塗装しないところをマスキング。これが結構メンドウ。
今回使用するスプレー類。塗色はトヨタ車用のダークグレーマイカメタリックにした。これには仕上げにクリアが必要。
下地塗装にプラサフをスプレーしたところ。寒い時期は、スプレー缶を湯せんして温めておくと粒子が細かくなる。
簡易焼付塗装をしているところ。自然乾燥30分、簡易焼付塗装1時間のサイクルで行った。面倒でも1回塗装する毎に行う。塗装面についたホコリは#2000のペーパーで乾燥後に落とす。
塗装後、生乾きの状態で部屋に入れて簡易焼付塗装をするんだけど、溶剤の臭いが部屋に充満して大変なのだ。でもせいぜい2日程度なので我慢。普段は居ない部屋だから何とかなっている。
上地塗装にダークグレーマイカメタリックをスプレーしたところ。ずいぶん黒い感じ。マイカが入っているので光に反射して白っぽく見える。
ネジの頭も塗装。ダンボール紙にキリで穴を開けてはめ込む。
仕上げにクリアをスプレーしたところ。クリアは塗装面に10cmくらいに近づけてゆっくり移動させる。厚塗りしないとツヤが出ないが、あまり厚く塗るとタレが生じるので注意。既に塗装したところにクリアがかかるとつや消しになってしまうので、互いに離すようにする。
今回はプラサフ2回、上地塗装2回、仕上げ2回の計6回塗りとした。少しだけクリアにタレが生じたがペーパーで落として何とかする予定。
この後は乾燥後に磨き工程に入る。手作業だから疲れるけど仕上がりに期待。