NFBをかけることにし、2KΩの抵抗を接続。NFB量は6dBとなった。
諸特性を上記に示す。周波数特性は-3dBが92KHz〜97KHz。残留ノイズは0.08mVまで低下。DFは10まで増加。
周波数特性を上記に示す。位相補正容量は6dB程度のNFBでは不要かな?
クロストーク特性はR→Lが悪い。調べたところ、Rchのアンプ部GND配線とOPTへの+B配線がLchのシールド線に影響を及ぼしていることがわかった。
+B配線の取り回しを変更、GND配線はLchのシールド線から遠ざけた。これで100KHzでも-59dB程度に改善。
クロストーク特性を再測定。R→Lは減ったがL→Rはすこし増えた。20Hz〜20KHzで-83dBを確保。これくらいで手を打とうかな?
続いて歪率特性を測定。Lchの歪率特性を上記に示す。バラックで1Wあたりの歪率が低下する現象はなぜか起こらなくなった。5%歪みでの出力は10W。
Rchの歪率特性。10KHzの歪率が悪い。バラックでテストした時の6T9のペアを用いているのに何が起きているのだろう。Rchのみ高域でレベル低下が起きているわけではないから周波数特性は問題ない。残留ノイズは0.08mVだから高周波ノイズが飛び込んでいるわけではない。DCバランスが取れていない時は、110Hzの歪率が悪化するはず。
左右の6T9ペアを入れ替えても傾向は変わらず。別の6T9でも同様だった。10KHzの歪率は出力1Wでも0.1%と0.2%の違いしかないし、聴いてもわからないだろうから許そうか。