歪率特性において1W付近でいったん歪率が下がる傾向があったので、6T9の相性か、あるいは回路によるものなのか調べてみた。
別の6T9を用意し歪率特性を測定したのが上記のグラフ。程度の差はあるが、やはり1W付近で歪率の低下が見られる。ということは、回路起因によるものなのだろう。
続いて実験したのは、OPTの接続を変更して周波数特性がどうなるか調べてみた。回路的にはOPTの2次側のどちらかをGNDに接続するかの違いしかないと思うのだが、シングルアンプのOPTでは特性に差が出る場合があった。
結果は上記のように一致。プッシュプルアンプでは違いが出ないみたい。
今度は2個めのOPT、No.2で周波数特性を調べた。こちらは150KHz付近に明確なディップが見られる。やはり接続を変えても違いが出ないようだ。
バラックでの評価が済んだので、試作機を製作しようと思う。さしあたってはシャーシ加工かな。