6B5シングルアンプでのKNF+NFBの周波数特性が気になるので、オーバーオールNFBのみにして評価をしてみた。
無帰還での利得は39.1倍。DFが2程度になるNFB抵抗の値を探ったら1.7KΩくらい。NFB抵抗は手持ちの3.3KΩを2本並列にして1.65KΩとした。この時のDFは2.11、利得は13.9倍となった。
周波数特性。KNF+NFBでの高域が下がる現象は解消し、-3dB点は48KHzとなった。KA-5070Sの高域があまり伸びていないため妥当な値か。
歪率特性。再びおわん型になった。KNF+NFBの時に比べ、歪率が全体に高め。
試聴してみるとやはり高域に輝きが感じられ低域はドスンと迫力がある。KNFをやめても基本的に印象は変わらないようだ。
モノラルでの評価なのでステレオで聴いたらどうなるだろう。そのためには電源回路を考える必要がある。そのうえで解体したシャーシを利用してもう1台分をでっち上げてみるか。試作機に入るにはもっと試聴しないといけないような気がする。