6B5シングルアンプのその後。鳴らしていたらバリバリと片チャンネルからノイズが出るようになってしまった。6B5の左右を入れ替えるとノイズが移ったので6B5自体が原因と判断。
RAYTHEONの6B5(クリアなやつ)をデコピンするとバリバリノイズが出てハムを伴い音が出なくなったりする。どうも調子が悪い。予備のKEN-RAD(全面カーボンスート)はドライブ側のグリッド抵抗の値を下げないと電流が流れすぎてしまうし、使っていて暴走するようでは困る。
アンプを作ったのに鳴らすタマが無くなってしまってはまずいので、AESに追加注文することにした。
8日で届いたのが上記の画像。今まで関税は1万円以下が無しだと思っていたけど、個人輸入では0.6掛けで1万円以下なら関税がかからないことがわかった。ちなみに送料を入れて$110。
今回の6B5。左からSYLVANIA、NATIONAL UNION、KEN-RAD刻印、KEN-RAD印刷の計4本。
まず、各管毎の電流値を測定。ドライブ段グリッド電圧は低いレベルに収まっていた。
使えるかどうか確認するためにとりあえず特性を調べてみたのが上記の表。NATIONAL UNIONは抜き球らしくホコリだらけだったが全部使えそう。 6B5は管毎のバラツキが大きい感じなので歪率特性も調べてみた。
SYLVANIAの歪率特性。〜じゃなくてWみたいな特性。
NATIONAL UNIONの歪率特性。ほとんど直線状。
KEN-RAD刻印の歪率特性。残留ノイズが多めのためにおわん型となっている。
KEN-RAD印刷の歪率特性。きれいな特性カーブを描いている。 やっぱり管毎に特性が違う。まあ耳で聴いてわからなかったら許したら?
管の内部が見えないKEN-RADの2本を挿してみた。
クリアなタマを挿した場合。6B5はSYLVANIAとNATIONAL UNION、6J5WGTはPhilips ECG。