小型のアンプに作り直したいなあ、ということでいろいろ考えてみた。サイズを見積もってみたらW250mm×D150mm×H40mmのシャーシが似合いそう。高さが40mmということで背の高い電解コンデンサは使いにくい。
リニューアル用に見直した回路図を上記に示す。アンプ部は変えずに電源部が変更となる。D1-D4を変更、C3・C4・C6・C7の耐圧を見直した。C9は減らして220uFとした。また、-C電圧用にダイオードの6個直列だったのを3.9Vのツェナーにしてみた。
ツェナーダイオードはGDZJ3.9Bで3.9V500mW、回路的には2mAしか流れないが、グリッド電流が流れる時には増える。
現状のアンプで実験したところ-Cは定常時には-3.7Vとなった。電源をオンオフしても変な挙動を示さなかったし、残留ノイズも変化が無かった。
ダイオード6個直列とツェナーで1KHzの歪率を比較。グラフは重なっており差は見られなかった。
シャーシのレイアウト案を作成。チョークを内蔵すると電源トランスの前に空き地ができるぞ、じゃあカバー型のチョークにしようかということで、春日無線のKAC-210としてみた。使っていたPMC-115Hは次期6HA5パラシングルアンプ用に回せば良い。
真空管周りはもともとサブプレートを作成していたのでそのまま移植する。アンプ部はユニバーサル基板とする。電源部に12Pの平ラグを使い、LED点灯用に4Pの平ラグを使う予定。