6FJ7シングルアンプの製作は最初に疲れるシャーシ加工をやってしまうことにした。穴開け図を印刷した紙をカットし罫書きを行う。オートポンチを打って穴開け準備完了。
電源トランスの角穴から加工を始めた。ステップドリルで13mmの穴を開け、ハンドニブラでかじってコッピングソーの刃を通す。コッピングソーに切削油をつけたら騒音が減ることがわかった。カットし終わったら平ヤスリで切り口を整える。この穴に1時間。
続いて初めてミヤモト工房のサークルカッターにトライ。始めに直径4mmの穴を開けて蝶ネジでサークルカッターを固定。切削油をつけるのを忘れないように。ハンドルが重いと感じたら切り込みを1〜2回パスして下さい、とあったが刃を折るのが怖いので、刃の上下調整用ツマミを戻して再度下げていく。ツマミをどのくらい回したら良いのかは慣れるしかない。
刃を折らないようにおっかなびっくり、それでも15分程度で穴が開いた。これは直径28mmで、シャーシパンチでは25mmの次が30mmとなるので追加工が大変だ。
シャーシパンチのように圧力をかけて押し切るのではないので周りが歪まないし真円に開くのが良い。穴径は自由に出来るし、くるくる回すだけで力は要らないし、騒音が出ないのが嬉しい。
次はACインレットとロッカースイッチの角穴を開けた。穴径は厚さ1.5mmだと削りすぎないで調整可能だ。
後面の穴を開け、シャーシ上部の穴を開ける。丸穴だけなので順調に進み、バリ取りをして本体は完了。
裏蓋の加工を始める。ピラニア鋸で余りをカット。残し幅を少なくしたらヤスリ加工の手間が少なくできた。
後は丸穴だけなので1時間程度で完了。掃除をして道具を片付けたら終了。切削油にはLENOX ProTool LUBEを使っているが、これは水溶性なので加工が終わったら水で洗い流すだけなので楽だ。
こんな感じに仕上がった。まだ保護用のビニールが被っているので汚く見えるが穴はちゃんと開いている。
反対側から見たところ。
後日仮組みをしてパーツの干渉が無いか、組み立てに問題が無いかチェックする予定。