6HA5パラシングルアンプ本番機の組立を始めた。電源トランスとチョークコイルのネジ頭の干渉は、電源トランスの固定ネジにワッシャを挟んで浮かせて逃げた。
シャーシ内はこんな感じになった。電源トランスの配線が邪魔なので、断髪式を行いつつ配線する。
ヒーター配線と電源基板を取り付けて配線した時点で点灯式を行った。+Bは180VくらいでAC125Vの1.44倍なので良しとした。
サブシャーシの配線、アンプ部基板を取り付けて配線、と進んで配線作業は全て完了。電源トランスから引き回している配線が短くなったのでスッキリしている。
入力のシールド線に初段GNDの配線をぐるぐる巻きつけている。これはノイズ防止のため。回路的には試作機と全く一緒なので、配線の取り回しが微妙に変わったくらい。
食事を挟んで時間を空けてから(これが重要、こうなっているはずだという思い込みを無くす)配線チェック、大丈夫そうなので真空管を挿して電源投入、+B電圧が150V前後、6HA5のカソード電圧が15V前後であることを確認。
DMMをACレンジにしてSP端子に接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
実際の電圧を赤字で示す。6HA5のカソード電圧が14.7V前後となるようにVR1を調整した。真空管のバラツキによりバイアス電圧が異なるので全て14.7Vとはならない。