おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6550 CSPPアンプ・基板単体での動作チェック

作成した電源部とアンプ部の基板を実際に組み込む前にチェックしておくことにした。

 

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これはアンプ部の動作チェック風景。正常に動作している。電流は3.6mAの設計に対し3.5mAだった。実際に組み込んでシャーシ内の温度が上がれば3.6mA程度になると思う。もう1つのほうもOKだった。

 

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6550のバイアス回路チェック。半固定抵抗のセンターでは-27Vくらい、最も浅いバイアスでは-10V、最も深いバイアスでは-42Vだった。2枚の基板で問題なし。

 

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続いて電源基板の動作チェック。+Bは200Vの設計に対し198Vくらい。DMMの値が0.7V違うのは誤差によるもの。なお-Cは-3.9Vの設計に対し-4.2Vと深め。

 

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初段電源の動作チェック。42Vの設計に対し43.5Vと43.9Vと高め。ドライブ段と直結のためこの電圧はなるべく設計どおりにしたい。ツェナーのRD43Fは手持ちの2本を使ったので交換不可。

 

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手持ちの26Vと16Vのツェナーを2個直列にして選別、42.4Vくらいになった。実際はSG電流があったり温度が違ったりするのでまあこの程度ならOKかな、といったところ。

 

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じつはツェナーの交換後に基板が動作しなくなりスッタモンダした挙句、ミノムシクリップの断線を発見。線材をもっと細くして断線したらスッポ抜けるようにしなくちゃダメだね。

 

-CはGDZJ3.9Bによるツェナーで発生させているが、最大出力試験でSG電流がガバガバ流れたら米粒みたいな0.5Wツェナーでは危ないかもしれない。そこで1N4007を6本使用し順方向電圧による降下で-Cを作ることにした。

 

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こんなかんじになった。まるでしつらえたように収まっている(というかわざと2Pぶん空けておいた)。これで-Cは-4.2Vとなった。

 

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現状の回路図を上記に示す。