配線が完了した6550 CSPPアンプの配線チェックを行う。電源部とアンプ基板自体は動作確認が済んでいるので、配線の接続チェックと真空管ソケット周りを重点的にやった。
大丈夫そうなので、真空管を挿さないで電源投入、初段の電圧をチェック。次に真空管を挿して電源投入、電圧チェック。問題無さそう。
実測の電圧を赤字で示す。
オシレータ・ミリボルトメータ・オシロスコープを接続して動作確認に移る。一発動作を確認!
ところがLchにおいてダミーロードを接続、入力オープンで5Vrms・170KHzの発振が起きた。配線を突き回したら、OPTからの配線をいじった時に発振が消えた。OPTの配線と初段アンプ部が接近していると発振することがわかった。OPTの配線をずらして一応解決。
念のためSG抵抗を100Ωから試作の270Ωに戻したほうが良いだろう。抵抗値を100ΩにしたのはSG電流を直読したかったのと、SG電流が増えた時にSG抵抗で電圧降下が起きるのが嫌だったから。
簡単に特性を測定した。試作機とあまり違いは無いが、利得に左右のバラツキが見られるのは6N23Pを試作機とは違うやつにしてしまったからのようだ。
残留ノイズはLch 0.24mV,Rch 0.16mVと試作機の0.09mVに対し多め。おそらく入力のシールド線がチョークの間を通っているせいかもしれない。チョークの間を通らないように迂回させたらどうかなあ?