6N6P CSPPアンプを解体した。音色にコレといった特徴がなく、鳴らす機会のないアンプはいずれ解体の運命にあった。
数時間後にはこのようにバラバラになった。外したCRパーツや半導体はハンダを取り除き、リードを整形してフラックスクリーナーを吹きかけて綺麗にした。
これらのパーツは再利用されるまでパーツケースの中で眠ることになる。果たして日の目を見ることはあるだろうか?
解体していて思ったのだけど、このミニワッター用汎用シャーシ、折り返しのところ(赤印)が大きくSP端子やRCA端子のナットが締めにくい。これを使って組み立てている人はボックスレンチを持っているとは限らないからどうやって締めているのだろう?
折り返しの部分はシャーシの強度確保のためだから、5mmもあれば十分なのではないだろうか。そうすればトランスの化粧カバーを固定するためにわざわざ丸穴を開ける必要もない。
ASTR-30SはPCL83 CSPPアンプ用に流用する予定。出力は5W出せれば6N6P CSPPアンプよりスケール感が出るかもしれない。
電源トランスはCIRCLOTRON用に+B巻線が4回路ある特別仕様。6DJ8パラシングルアンプに使っても十分過ぎるし何か用途を考えてみよう。
電解コンデンサが17個もあった。電解コンデンサは生モノだから、数十年後に全交換するとなったら大変だ。それより自分の寿命のほうが短いか。