悩んだ末にアンディクス・オーディオのOPT-S14を買ってきた。HAMMONDの125ESEをOPT-S14に換装するかどうか、まず特性を調べてみることにした。
45シングルアンプ1号機はOPTを固定している4個のネジを外すだけでシャーシから脱着可能だ。外した後にOPT-S14を仮接続する。
これは125ESEでの周波数特性。
OPT-S14を仮接続した時の周波数特性。低域寄りになり1Wでもレベル低下が少ない。高域は150KHzまでは素直に減衰している。
歪率特性も調べてみた。1KHzが低歪みなのは打ち消しが起きているからか?歪率5%での出力は2.5Wで125ESEと変わらず。
特性を調べた限りではこんな感じで45シングルアンプ1号機のそれと酷似している。出力管とOPTが同じなんだから当然といえば当然か。
回路的には、1号機は電圧増幅段がカスコード+エミッタフォロアの直結、2号機はカスコード+カソードチョークドライブでカップリング有りの構成。回路の違いが音の違いとなって現れるということになる。
OPTの換装自体はあまり手間がかからないが、果たして音色の違いを見出だせるかといったらどうかなあ?でも電圧増幅段の違いで音が変わることを経験しているからアリかもしれない。