おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

ユニバーサル実験アンプ・動作確認その2

RCA入力にケーブルをつなぐか入力をショートするとRchの発振が止まることがわかったので解析してみることにした。

 

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まずは電圧の確認。グリッドバイアスが浅い(-8V)以外はほぼ設計どおりの電圧が出ている。

 

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無帰還での特性を調べた。利得が非常に多く、DFも低め。

 

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周波数特性を測定。Lch(ピンク)だが30KHz〜40KHzに+3dBのピークが生じている。Rchは間違って消してしまったが同様な特性だった。3結にした特性(青)を載せておく。こちらは素直な特性。

 

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現状の回路と3結での特性を比較。3結での利得は低くなり、DFは増えた。これらの特性から、FETでSGを降圧する回路は5結に近いものと予想される。なお12A6/12A6GT/12A6GTYを使用する限りにおいてはEsgは規格が250Vであり3結でも問題ない。

 

FETでSG電圧を降圧する回路は

・高域にピークを生じた

・高周波発振が起きた

・FETを壊した(ゲート保護入りがお薦め)

で不採用とした。原因がよくわからないし。3結なら問題ない。

 

12W6GTや12L6GTではSG電圧をツェナー一発で降圧する方式に切り替えることにしよう。最大振幅でSGがカットオフしているかどうかはオシロで波形観測すればわかるのではないか。

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