42シングルアンプ2号機の配線はあと真空管ソケット周り、GND配線、アンプ部基板を残すだけなので順調に進んだ。
真空管ソケット周りは実体図を描かず頭にインプットして行った。とは言っても3結だから簡単だけど。
OPTのFC-12Sのハンダ付けはどうするのが良いのだろう。私は端子のハンダを取り除き配線をマスキングテープで仮固定してハンダ付けした。絡げずにちょん付けなので2本の配線をハンダ付けしようとすると先にハンダ付けしたほうが外れてしまう。
アンプ部基板への配線はラグの場所を想定して配線の長さを決め、末端の被覆を剥いてハンダしておく。全部揃ったら基板を固定しつつラグにハンダ付けした。
最後に入力のシールド線を処理しアンプ部のGNDを巻きつけるようにして立ラグへハンダ付け。これで全て完了だ。
こんな感じになった。案外配線が少なく見える。42へのプレート配線(赤)が初段の下を通っていたのを6V電源の下を通るように変更した。これは発振を避けるため。
反対側から見たところ。イモムシみたいなカソード抵抗は仮付けで、2Wの発熱量に対し5Wの定格でかなり熱くなる。今度買い出しで1.5KΩ5Wと1.8KΩ5Wの抵抗に交換しようと思う。
飛び散ったフラックスを筆で掃除し配線チェックが完了した。今後は動作チェックに進む予定。
現状で起こりうる問題点を挙げておく。
・トランスのシンメトリレイアウトからオーソドックスレイアウトの変更に伴う残留ノイズの変化。
・配線の取り回し変更によるクロストークの悪化。
・カソードに定電流回路を入れていたのを抵抗にしたことによるクロストークの悪化。
・FC-12S採用による周波数特性の変化。位相補正が必要か?
・FC-12S採用による音質変化。