自宅は3階の戸建てなのだが、新築で入居して8年、物が増えすぎて生活がままならない状態となってしまった。妻と2人での生活だが、妻の精神的な問題で震災後から特に物が増え、2階のリビングと3階の妻の部屋がひどい状況となっている。
もう自力での解決は不可能と考えゴミ屋敷専門業者にすがることにした。片付けられない.comでは片付けはもとよりアドバイスの他、アフターフォローも行っている。
今回は見積もりをお願いして状況把握してもらい、まずは駐車スペースの不用品回収から始めることになった。その後に玄関から2階リビング、3階の妻の部屋へと進める予定だ。
どうも妻は常に周りに物がないと落ち着かないらしく物を手放すことに対し大きな不安があるようだ。先日の見積もりでのアドバイスの後に憑き物が落ちたように片付けを始めたが燃え尽きないか心配だ。ストレスから逃れるためか派手な音を立てて何かやっているが口を挟むと爆発しそうで怖い。
江東区では粗大ゴミを処理するにはまず電話で品名を1個ずつ言ってそれに相当する処理券を買わなければならない。それは非常に手間のかかることで、簡単には粗大ゴミを捨てさせないぞという意思が感じられる(処理場が一杯になってしまう)。
相模原市に住んでいた時は、クルマで粗大ゴミを処理場へ運び、載せたままのクルマの重量を測り、下ろした後の重量差に相当する料金を支払えば良いシステムになっていた。品名に関わらず重量だけで良かった。
業者に物を引き取ってもらえば、まだ使える物はリサイクルに回されるだろうし、ゴミも処理してもらえる。引き取られた後のことを気にする必要がないので気が楽だ。
一般的な固定概念としてはもったいない、何かに使えるだろうというのがある。ゴミ出しの姿を見られたくないしゴミの中身を知られたくない。また既成概念としてはまだ使える物をゴミとして出すのは罪悪だ、ゴミを多く出すのは悪くて少ないのは良い、少ないほど良いというのがあると思う。
これらの概念に縛られると家の中に物があふれゴミ出しができなくなってしまう。もう第三者の手を借りないかぎり解決するのは困難だ。
人には購買意欲があるかぎり、いずれ買った物を捨てる日が来るのを認識しなければならない。断捨離などと綺麗事を言ったところで捨てるのには多大なエネルギーが必要なのだ。
以下はメモ
ゴミ処理
捨てない物
・毎日使う物、時々使う物
・滅多に使わないけど必要な物
・季節ごとに必要になる物
・思い入れのある物
捨てる物
・もう使わない物
・余分にある物
・1年使わなかった物
・など
捨てるかどうかの選別・分別はできたとしても、それを捨てるのにエネルギーが要る。
・燃やすゴミ
・燃やさないゴミ
・資源ゴミ
・容器包装プラスチック
・粗大ゴミ…30cm以上の物、1個ずつ品名を電話して処理券を買わなければならない
固定概念との戦い
・もったいない
・何かに使えるだろう
・出したゴミの中身を知られたくない
・ゴミを捨てる姿を見られたくない
既成概念との戦い
・まだ使える物をゴミとして出すのは罪悪だ
・ゴミを多く出すのは悪い、少ないのは良い、少ないほど良い