ぺるけさんのWeb「左右チャンネル間クロストーク対策」より、AKI.DAC-U2704のVCOM〜GNDに接続されているC11を増量すると低域クロストークが改善されるとあったのでやってみた。今まで低域クロストークはこの程度だと思っていたんだけどまだ改善の余地があったんだね。
拙TF-3トランス式USBDACで改造を行った。C11は元々220uFだったのを1000uFとした。
汚い基板裏だけどご勘弁。付いていたコンデンサは抜き取った。スルーホールのVCOM側はSPPONでハンダを吸い取ったがGND側は何度やってもダメだった。そこで奥の手、ハンダゴテでハンダとゼムクリップを同時に暖めスルーホールに突き刺した。ゼムクリップにはハンダが付かないからぐるぐる回しながら抜き取ればOK。
交換するコンデンサ、1000uF10V。VCOM側は画像のように足を曲げておく。このコンデンサはΦ10mm×12.5mmの大きさ。
窮屈だけどC11に1000uF10Vが収まった。
クロストーク特性。L→R及びR→Lにおける20Hzでのクロストークは-81dBとなった。
改造前後のL→Rの比較。20Hzで-13dBの改善が見られた。
改造後に試聴しているが、何だか音楽性が豊か(とでも言うのか)になったように感じるのはプラシーボか?
少なくとも数値上は良くなっているし他のトランス式USBDACでもやってみようと思う。しかしあと3台もあるなあ!?