製作するフォノイコライザの回路図を作成した。参考にした回路図はこちら(jpg)。
上記に製作する回路図を示す。アンプ部は全く同じで、手持ちの電源トランスに合わせて電源回路を変更してある。R12は+B電圧に合わせて調整する。ヒーター回路は7812を使った定電圧電源に変更した。これは電源部とアンプ部を1mくらいのケーブルでつなぐため、ヒーターの残留リプルがケーブルの静電容量で+Bに影響するかもしれないと思ったから。
この中でパーツの入手が難しいと思われるのはC3・C9とQ1だろう。C3の10pF400Vはディップマイカ、C9はフィルムの高耐圧のものが必要。Q1はたまたま手持ちにあったので使う。R11とR14の高抵抗はタクマンのメタルグレーズ抵抗にしようかなと考えている。いやカーボン抵抗でもいいかなあ?
上記は那須好男氏の必ずつくれる真空管アンプ製作集 Part2に載っていたイコライザアンプで、EQカーブが切り替えられるようになったもの。ぺるけ氏の回路とほぼ同じだが、EQ素子が出力のカップリングコンデンサの後に接続されている。このほうがEQ素子に電圧がかからないのでコンデンサに低耐圧のものが使える。おそらくぺるけ氏のほうは出力のカップリングコンデンサにより超低域でRIAAカーブから外れるのを嫌ったのではないかと思うが定かではない。