PCL83シングルアンプの配線を始めた。まずAC1次側とヒーターの配線を済ませてしまう。この状態で電源投入しロッカースイッチのネオンランプが点くかどうか、続いて電源トランスの電圧をチェックした。
真空管を挿して点灯式。ヒーター電圧は13.1Vだった。+4.0%なので問題なし。シャーシ内部の写真を撮り忘れた。
電源部の平ラグ基板に配線し、+B〜GND間に6本の抵抗を直列にして接続。抵抗の値は4880Ω。+Bが240Vなら49mA流れる計算になる。
電源部のテスト結果は整流後が271V、+Bが246Vとなった。AC100Vが実測101.3V程度あるので+BはAC100V換算で243Vとなり、設計値の240Vとほぼ一致。電源部は正常に動作しているようだ。
OPTの配線が邪魔なので配線しつつ短く切り詰めたらこのようにスッキリした。いちおうOPT周りの配線を変更できる長さにしてある。
目が疲れるので休み休み行う。MT管ソケット周りの配線と抵抗を取り付けた。アンプ部の平ラグ基板を取り付けて接続する配線をちょうど良い長さにカット、末端処理(被覆剥きと予備ハンダ)をする。
アンプ部の配線14本を一気にハンダ付け。RCA端子〜アンプ部の入力にはシールド線を使ったが思いのほか短かったので不要かも。アンプ部のGNDをシールド線に巻きつけてシャーシアースのGNDに接続した。
最後にカソード抵抗と信号ショートループのコンデンサを取り付けた。ところがコンデンサとアンプ部の半固定抵抗が干渉する。これは予想外だった。無理やりコンデンサのリードを曲げてハンダ付けしたが気に入らない。まあいいや。
シャーシ内部はこんなふうになった。これはノーマル版。評価は試聴も含めノーマル版で行い、後に超3結版に変更してさらに評価を行う。
2日で配線を終わらせたが、もっとゆっくりやったほうが良かったかも。配線チェック後に動作確認に移る。