配線が完了したPCL83シングルアンプのチェックを行う。平ラグ基板単体と電源部はチェック済みなので、他を重点的にチェック。
誤接続やショート、未配線等が無いので動作確認を行う。真空管を挿して電源オン、カソード電圧を監視する。半固定抵抗の調整なしで56V弱になった。電源電圧がAC98.7V程度しかないので58Vに調整せずそのままとする。
各部の電圧を測定。大丈夫そう。DMMをACレンジにしてSP端子につなぎ、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
測定器をつないでの動作確認に移る。利得が63〜65倍とめちゃくちゃ多い。周波数特性の高域-3dB点が100kHzを超えている。どうも変だと思ったらアンプ測定治具のダミーロードがオフになっていた(笑)。
気を取り直して特性を調べた。利得は43〜44倍、周波数特性は10Hzが-3dB、高域-3dB点は18kHzで低域寄りの特性。残留ノイズは0.2mV、DFは2.0だった。
周波数特性を測定。高域の低下は早め。T-1200の特性そのままだ。
特に問題なさそう。