おんにょの真空管オーディオ

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主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

71Aパラシングルアンプ・配線開始

71Aパラシングルアンプの配線を始めた。AC1次配線を済ませて電源トランスの電圧を確認する。

 

ところがACインレットにプラグを挿しただけでロッカースイッチのネオンランプが点灯してしまう。スイッチ端子の配線が逆だ。

 

スイッチの配線を外して取り付け直す。再びテストでネオンランプが点灯。配線を逆にするつもりが同じ端子に取り付けてしまった。なんてこった!

 

再びスイッチの配線を外して取り付け直す。今度はスイッチの向きを本体フレームへ逆に取り付けてしまった。上向きでオフ、下向きでオンになってしまう。なんで間違うの?

 

スイッチを180度回転して取り付け直す。これでようやく電源トランスの電圧を確認した。冷静なつもりなのに3度のミス。今日はやめたほうがいいかなあ?

 

気を取り直して71AのDC点火用の配線をする。ブリッジダイオードへの配線がやりにくいので本体フレームをトップパネルから外して行った。71Aソケットへの配線、ハムバランサ及び47Ωの抵抗、カソード配線も済ませた。

 

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配線はここまで進んだ。

 

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71A用DC点火ユニット。

 

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ヒーター及びフィラメントの配線はこのようなレイアウト図を作成した。電源トランスを180度回転させると取り回しが良くなることに気づいたが、Hasimotoのロゴが逆向きになるしトップのカバーを外して付け直すのは面倒なのでそのままとする。

 

2日目。ECC83S及び6922のヒーター配線をする。ECC83S〜6922の配線が短く6922〜ECC83Sの配線が長くなった。気になるので配線を外して新たに配線した。2度目のほうが早いし綺麗に仕上がる。

 

ちなみに配線の先端だけちょっとハンダを染み込ませておくと、MTソケットのピンへ差し込む時にヒゲが出ない。配線を突っ込んだだけでハンダ付けしているが、絡げるべきであるという人はそのようにしてほしい。撚り線をピンに絡げるのは大変だと思うけど。

 

電流が1A〜2Aの配線にはAWG22を使っているがまあこの程度で良いんでないの?

 

5Y3WGTBへのヒーター配線を済ませたら、配線チェック後に真空管を挿して点灯式を行う。

 

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ECC83S及び6922、5Y3WGTBのヒーター配線が済んだ。

 

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点灯式のようす。ECC83Sの代わりにECC83が挿してあるが無視してね。

 

71Aのフィラメント電圧は5.1V、ECC83S及び6922は6.7V、5Y3WGTBは5.2Vとなった。電圧増幅段のヒーター電圧が高すぎるので電圧降下用の抵抗を入れるか別途検討する。まだ+B用の巻線が無負荷なので電圧が高めに出ているはず。

 

続いて+B電源回路を組んだ。整流管だけを挿して電源回路のテストを行う。+Bの負荷には3160Ω25W(680Ω5W×3+560Ω5W×2の直列)とした。

 

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+B電源回路のようす。黒子のようにFETが付いている。

 

AC100Vが101Vの時に整流後266V、チョーク後259V、2.2MΩ両端245V、+Bは242V、負荷の電流は79mAとなった。FET前後で17Vとなったので正常に動作していそう。+Bは233Vの設計なので高めに出たが5Y3WGTBが元気なせいだろうか。+Bは全体回路を組んだ時に調整するつもり。

 

この後はGND配線、電圧増幅段の配線及びCR取り付け、OPTの配線へと進める予定。