おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

4P1Lシングルアンプ・トランスケースの製作

4P1L_single_transformer_case3.jpg 60mm×60mm×60mmの鉄の角パイプを入手したのでトランスケースを製作しようと思う。トランスケースには東栄変成器のOPT、T-1200を入れる。角パイプは厚さが1.6mmある。鉄製なのは、少しは防磁効果を期待してのこと。

 

4P1L_single_transformer_case4.jpg 厚さ1.5mmのアルミ板を2枚ピラニア鋸でカットした。角パイプの断面は正確な正方形ではなく少しいびつなので大きめにカット。画像左の瞬間接着剤で貼り合わせることにした。

 

4P1L_single_transformer_case5.jpg 瞬間接着剤が固化するまで上にトランスの重しを乗せた。

 

4P1L_single_transformer_case6.jpg 作業台に固定して棒ヤスリでツライチになるように削る。なお今回は上部にRを付けない。

 

4P1L_single_transformer_case4.gif

トランスケース下の固定パネルの加工図。

 

4P1L_single_transformer_case7.jpg 固定パネルを加工中。サークルカッターで20mm径の穴を開けた。

 

4P1L_single_transformer_case8.jpg トランスケースに固定するためコの字に曲げる。パネルにはあらかじめ裏表に罫書き線を入れ、作業台と木に挟んで曲げた。

 

4P1L_single_transformer_case9.jpg 2枚出来た。

 

4P1L_single_transformer_case10.jpg カレイナットを圧入した。圧入にはステンレスの六角穴付きボルトと六角レンチを使った。脱落防止にナットの周りには瞬間接着剤を染み込ませた。ネジ穴に接着剤が付かないように注意。

 

4P1L_single_transformer_case11.jpg コの字にした固定パネルをネジ止めするところに角パイプへ穴を開けた。穴位置は微調整が必要だった。固定パネルと角パイプがきっちり合わさるようにする。少々緩くても問題ない。角パイプと固定パネル、それぞれの向きを決めてある。シロートの工作だから個々に向きも合わせる必要がある。

 

4P1L_single_transformer_case12.jpg それぞれをはめ込んでネジで固定するとこんな感じ。

 

4P1L_single_transformer_case13.jpg 浴室でペーパーを使って水研ぎ。段差が少なくなるようにする。

 

4P1L_single_transformer_case14.jpg プラサフを2回塗ったところ。よく見ると段差が消えていないが遠目に見て目立たない程度になれば良い。

 

4P1L_single_transformer_case16.jpg マットの黒で2回塗装した。

 

4P1L_single_transformer_case17.jpg いやーこれは冗談ね。たまたまあったので置いてみた。

 

4P1L_single_transformer_case15.jpg OPTはバンドの固定部分をピラニア鋸でカット。OPTをケースに入れ、周りに厚紙を敷き詰める予定。こんな面倒臭いことをしなくてもバンドカバー型のT-1200Rを使えばトランスケース無しでいいんだけどね。

 

アルミ板は手持ちのを使ったし角パイプ代+送料の1,430円で済んだ。それにしてもピラニア鋸を使っていたら腕がだるい。滅多に使わないから筋肉が退化した。