ゼネラルトランスのPMF-7WS-1014を入手した。E130シングルアンプのOPTを換装するつもりで思い切って買った。そこでバラックでテストをする前にいろんなデータを取ってみた。
仕様を上記に示す。1次10kΩ-14kΩで2次4Ω-6Ω-8Ω-16Ωとなっている。出力容量は7W(50Hz)。重畳DC最大電流は55mAとなっている。
サイズはW82mm×D64mm×H70mm。重量は830g、14kΩのDCRは実測で412Ωと410Ω(室温約24℃)だった。
シングルOPT測定治具を使ってインダクタンスを測定した。重畳DC電流30mAでの50Hzのインダクタンスは30.3Hとなった。重畳DC電流20mAでは32.8H、40mAでは28.9H、50mAでは16.8Hだった。40mAを超えるとインダクタンスが急激に減少する。
No.2のインダクタンス測定結果。重畳DC電流30mAでの50Hzのインダクタンスは29.7Hとなった。重畳DC電流20mAでは31.2H、40mAでは25.6H、50mAでは16.4Hだった。
続いてインピーダンス特性。オシレータの信号源インピーダンスは治具を改造して14kΩとした。2次に8Ωを接続し、1次14kΩでの特性を測定した。1kHzでのインピーダンスは14kΩとなった。
重畳DC電流30mA、2次に8Ωを接続、信号源インピーダンスはVT-25のrpを想定して5kΩでの周波数特性を測定。出力は3.7mWと極小出力だが、オシレータの出力は最大の10.8Vで測定している。110kHzまでなだらかに低下、138kHzにピークがある。2個のOPTの特性が揃っている。
何だか特性が良すぎるような気がする。測定方法が間違っていなければ良いが。信号振幅でインダクタンスが変化するのを気にする人は測定結果を信用しないように。