おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

47シングルアンプを組むとしたら

42シングルアンプ2号機に47を挿して試聴すること数日。音場の見通しの良さ、繊細さは直熱管が持つ個性かもしれない。それともOPTのFC-12Sが良いから? 音色に色付けがなくて刺激的な音を出さないのが特徴だろうか。

 

47シングルアンプとして組んでみようかなと考え始めたところ。OPTはE130シングルアンプから外したアンディクスのOPT-S14を使おうかと思っている。電源トランスはヒータートランスJ-253Wを使うのならいろんなものが考えられるが、PMC-100Mのタップ変更による特注でスマートに組みたいなあ。

 

47_single_loadline_10kohm.gif OPT-S14の1次10kΩでロードラインを引いてみた。47の3結の特性図は無いので6F6のを使用。グリッドを+10Vまでドライブできるとした(軽いA2級)。こんなに振れるのか? 動作点はEb=250V、Ip=20mA、Eg=-24V。

 

フルにドライブしたとして計算したら出力は1.8Wとなった。ロードラインが寝ているのでグリッドのプラス側が苦しいが、Ep maxが250Vのため上げられない。

 

47_single_loadline_5kohm.gif 10kΩ:16Ωに8Ωの負荷を接続し1次5kΩとしてロードラインを引いてみた。動作点はEb=250V、Ip=30mA、Eg=-20Vとした。出力は1.4W。ロードラインが立ちすぎていて出力が出ない。

 

47_single_loadline_7kohm.gif 次に7kΩのロードラインを引いてみた。動作点はEb=250V、Ip=24mA、Eg=-23Vとした。出力は2.0Wで一番多くなった。ただOPT-S14の1次7kΩタップで使うとインダクタンスが不足して低音が出にくくなる。

 

OPT-S14を使うのなら1次10kΩとして出力が減るのを承知の上でやるしかなさそう。