おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6P3S CSPPアンプ・DCバランス確認

6P3S CSPPアンプは完成以来2週間で毎日稼働しているが、DCバランスがどうなっているのか気になっていた。

 

6P3S_cspp_schematic4.gif 回路図を上記に示す。DCバランスの調整箇所は2つあって、それぞれ6N23Pと6P3Sの電流を上下で等しくなるようにする。

 

6P3S_cspp_inside9.jpg DCバランスを確認しているところ。

 

結果は6N23PがLch 0〜0.05V、Rch 0.3Vだった。プレートチョークKL10-05の許容不平衡DC電流は自主基準を設けており、2mA以内に収まっていれば良しとしている。即ちプレートチョークの1〜3端子間で1.74V以内ならOK。Rchの0.3Vでは0.17mA。両ch共に基準内に収まっており問題なし。

 

6P3SのDCバランスはR21とR22の620Ω間で測定してLch 0.05V、Rch 0.04Vだった。こちらも問題なかった。

 

真空管エージングによってはアンバランスになることが考えられるが、私の使い方ではまず問題ないだろう。