まずはAC1次配線からスタート。ところが電源トランスの端子にハンダが乗らない。ハンダを継ぎ足しているとタマになって落ちてしまった。端子が酸化しているためで、ワイヤーブラシで磨いてハンダ付けし直した。
AC100Vを入力して電源オンしたら一瞬でヒューズが飛んだ。そういえば電源オン時の1次側抵抗値は0.数Ωだったような気がする。電源トランスは0-90V-100V-110Vの4つの端子があるのだが、間違って90V-110V間につないでしまっていた。当初は電源トランスの1次側がショートしたのかと思ったがそうではなかった。
これが正しい接続。電源トランス2次側の電圧が正常であることを確認。
いきなりの間違いで意気消沈。作業を中止して翌日に続きをすることに。
翌日。4P1Lのフィラメント電源の配線から始めた。配線は実験での電圧降下を考慮してAWG22の線材で行った。
ところがロクタルソケットのピンにハンダが乗らない。結局またワイヤーブラシで磨いてハンダ付け。それでもハンダの濡れ性が良くない。
フィラメント電源の配線が終わったところ。4P1Lを挿さずに電源オン、4P1Lの1-7ピン間が4.2Vとなることを確認。
4P1Lを挿して点灯式。フィラメント電圧は4.2Vだった。配線による降圧は殆どない。 ソケットのピンにハンダが乗らないのは面倒だなあ。
今のうちなら配線を外してシルバークリーナーで洗浄したら何とかなるかもしれない。やってみるか。
配線を除去してソケットをシャーシから外し、シルバークリーナーに浸して水洗いする。水分はヘアドライヤーで飛ばした。
ハンダのフラックスが付いていたところが処理されなかったので、ワイヤーブラシで磨いてハンダメッキした。他のピンもハンダ付けをしてみたがハンダの濡れ性は問題ない。
表側から見たところ。見た目は綺麗になっているが信頼性上はわからない。もし追試する場合は自己責任の上で行って下さい。
ソケットを元どおりシャーシに組み付けてフィラメントの配線を行い、電圧を再確認。