47シングルアンプはまだ回路が決まっていない。特性図にロードラインを引いて出力を計算したりしている。
当初はアンディクスオーディオのOPT-S14を1次10kΩで使おうと考えていた。47の3結の特性図が見つからないので6F6の特性図で代用している。ロードラインは最適化されていないが出力は1.1Wと算出された。A2級ドライブで+5Vまで振れると想定している。
OPT-S14の10kΩ:16Ωに8Ωの負荷をつなぎ、5kΩ:8Ωとして使ったらどうなるか。出力は1.2Wとなった。あまり変わらない。
これはOPTの1次を7kΩとした場合で出力は1.1Wとなった。OPT-S14の7kΩタップを使えば良いが、47の3結のrp(=2.8kΩ)に対しインダクタンスが不足して低域がプアになる可能性大。
春日無線のプッシュプルOPTであるKA-8-54P2をパラレルフィードで使ったらどうなるかを検討してみた。1次8kΩでロードラインを引くと1Wとなった。ロードラインを最適化しているので、これを無視してプレート電流を25mAまで増やせば1.2Wまで増える。
KA-8-54P2の8kΩ:16Ωに8Ωの負荷をつなぎ、4kΩ:8Ωとして使ったらどうなるか。出力は1.5Wまで増えた。
3結だとやはり計算上の出力は最大でも1.5W程度なので、5極管接続で使ったらどうなるか。OPT-S14を1次10kΩで使った場合で計算してみたら出力は1.5Wとなった。でも5極管接続の出力は2W程度と予想されるので、ロードラインを引いて計算する方法は合わないみたい。
OPT-S14の10kΩ:16Ωに8Ωの負荷をつなぎ、5kΩ:8Ωとして使ったらどうなるか。ロードラインはグリッド+5Vの曲線がどのへんになるのかわからないので引いていない。出力は1.6Wとなった。 5極管接続だと出力管のrpが60kΩと高く、KNFをかけた上でオーバーオールNFBをかける方法を42シングルアンプ1号機でやったことがある。同じ回路でやるのは何だか気乗りがしない。
5極管接続でパラレルフィードをやったらどうなるか。KA-8-54P2の1次8kΩで計算してみたら出力は1.7Wとなった。
5極管接続のパラレルフィードでKNFなんてヘンタイなのはどうか。シロートの実験だから試してみても良いかもしれない。
今回は特性図にロードラインを引いて検討したが、これを全部実験でやるとなると大変なのでどれかに絞ったほうが良いだろう。アイデアはいろいろ出てくるが、それで音がどうなるのかは皆目見当がつかない。