今回はパラレルフィードではなく、OPTにアンディクス・オーディオのOPT-S14を使用し、通常の回路に戻して実験を行った。
回路図を上記に示す。OPT-S14は10kΩ:16Ωの2次に8Ωのダミーロードを接続して5kΩ:8Ωとした。赤字は実測の電圧。
諸特性を上記に示す。NFBの有り無しで欄を分けてある。周波数特性は高域が6dBのNFBでも52kHzと伸びていないがこれはOPT-S14の特性そのものだ。出力は3結でも1kHzの歪率5%で2.6Wと望外の値が得られた。DFは3.7とまあまあ。
パラレルフィードにKNFというへんちくりんな回路でなくても十分な特性だ。詳細な周波数特性と歪率特性を調べてみて問題がなければ、これでGoをかけても良いかもしれない。