47シングルアンプのカソード抵抗を2.2kΩから3.2kΩに変更した。46を挿して電源投入。カソード電圧をVR1で87Vに合わせた。オシロで1kHzサイン波の上下がほぼ同時にクリップするのを確認。
1日経ったのでカソード電圧がすこし変わっているが、測定した電圧を赤字で示す。+B電圧が予想より高くなった。また46のバイアス電圧は特性図より-27Vとしたが、実測では-29V〜-30Vと深かった。
差し替えて試聴するだけでは何なので諸特性を測定してデータを残すことにした。47の三結よりμが低めのためか利得は少なくなり、NFB抵抗を変更していないのでNFB量が減った。5%歪みでの出力は1kHzで1.8W〜1.9Wだった。
周波数特性。高域が47の場合より早く落ちるようになったのはNFB量が減ったため。
Rchの歪率特性。110Hzがすこし変なカーブになったが測り直しても同じだった。タマの個体差によるものか、カーブの形がLchと違う。
3階の自室で試聴してみた。1日目はなんだかトロンとしたような音色だったが2日目は47と区別がつかない感じ。ただわずかに1日目の印象が残っている。駄耳じゃなかったらいろいろ聞き分けられるだろうけど無理だ。
(追記)
試聴3日目なんだけど印象が変わってきた。透明感が出てきて、かつゴキゲンなサウンドになった。47の印象と変わらない。たぶんアンプの持つ音色がそうなんだと思う。 (追記ここまで)
46はSYLVANIAだが他のメーカーならどうなのか、2本しか入手していないのでわからない。たぶん違ってくるだろうし、もしロットでも変わるとしたら定まった印象を持ち得ないはず。
45にも差し替えてみたい気がする。でもUYからUXへの変換ソケットはUYベースが入手困難。あるところにはあるみたいだが。真空管販売店で動作不良の27とかを2本入手して、袴を外して使うのなら何とかなるかもしれない。
そうか、45シングルアンプにUXからUYへの変換ソケットを用意すれば45と46の聞き分けができるのか。でもUXベースって売ってるのかなあ?