6DE7シングルアンプの音色を印象づけているのはタマなのか、それともOPTなのか調べてみようと思った。そこで手持ちにノグチのPMF-5WSがあったのでさくっと交換してみた。
OUT-54B57とPMF-5WSはコアサイズが同じ。どちらも出力容量は5W。 利得はOUT-54B57の時とほぼ同じで高域にピークがないことを確認したので、特性測定はともかく聴いてみることにした。
高域が澄み渡り低音にパンチがある。女性ボーカルは艶がある。ニアフィールドの小音量という条件付きだけど。音場感も良く表現される。最近の作品でこんなにクリアなのは記憶にない。どうも6DE7のキャラクターみたいだ。直熱3極管シングルだよと説明されたら納得してしまうなあ。ウソだよ。
安価なテレビ球と安価なOPT(ゼネラルトランスで1個3,150円)でこんな音が出るとは思わなかった。真空管アンプで想像されるような音色では決してない。これは本番機を組んでも良いレベルだ。
次回は詳細な特性を測定してみるつもり。