OPTをOUT-54B57からPMF-5WSに換装した時の特性を測定した。
諸特性。じつは左右チャンネルの利得を揃えるために7本の6DE7を取っ替え引っ替えしたので細かいところで違っているが、周波数特性の低域を除き、基本的にはOPT換装前後で特に変わったところはなかった。
周波数特性。低域の落ち込みがOUT-54B57より早いのは、PMF-5WSのインダクタンスがOUT-54B57より小さいためと思われる。高域は小さなピークはあるものの、200kHzまでは素直に落ちている。 ちなみにPMF-5WSの重畳DC電流30mA、50Hzにおけるインダクタンスは13H。https://onnyo01.hatenablog.com/entry//201801/article_17.html OUT-54B57の同条件でのインダクタンスは13.4H。 https://onnyo01.hatenablog.com/entry//201509/article_16.html
Lchの歪率特性。OPT換装前後でほぼ同じ曲線を描いている。1kHzでの歪率5%での出力は1.3Wだった。
Rchの歪率特性。こちらもOPT換装前後でほぼ同じ曲線を描いている。1kHzでの歪率5%での出力は1.4Wだった。
特性的にはあまり秀でたところはないが、試聴ではダイナミックなサウンドで中高域がクリア、低域はパンチがあるといった印象。
また1台増えちゃうけど本番機として製作するか。