おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6DE7シングルアンプ・動作確認と特性測定

簡単に配線チェック後に6DE7を挿して電源投入。カソード電圧を監視する。AC100Vが98V前後しかないのでカソード電圧が88Vの設計値のところを86V位で安定した。

 

各部の電圧に設計値とかけ離れたところがないことを確認。SP端子にDMMをACレンジにして接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。

 

6DE7_single_schematic4.gif 各部の電圧を測定。猛暑によるエアコンのフル稼働のためかAC100Vが98V程度しかないので各部の電圧が低め。

 

6DE7_single_characteristic4.gif 諸特性を測定。実験機と大差なし。出力は電源電圧が低めのせいか実験機より低くなった。

 

6DE7_single_freq4.gif 周波数特性。低域のレベル低下があるが、高域は伸びており150kHzまでは素直だ。

 

6DE7_single_crosstalk2.gif クロストーク特性。20Hz〜20kHzでは-66dB以下となっている。

 

6DE7_single_distortion_Lch3.gif Lchの歪率特性。110Hzが悪めだが2次歪み主体の直線状となっている。

 

6DE7_single_distortion_Rch3.gif Rchの歪率特性。Lchとほぼ同じ。

 

6DE7_single_waveform.gif (10kHz方形波、ダミーロード8Ωでの出力2Vp-p、100mV/div(プローブ10:1)、20μS/div) SP端子に0.047μF〜0.47μFのコンデンサをつないで方形波観測し、ダミーロードをオンオフしてみるが発振の兆候は見られず安定していた。

 

特性を調べた限りでは問題なかった。

 

6DE7_single_outside16.jpg サイドパネルを貼り付けてトランスの傷防止用テープを剥がしすっぴんの状態に。試聴で問題なければこれで完成だ。