簡単に配線チェック後に6DE7を挿して電源投入。カソード電圧を監視する。AC100Vが98V前後しかないのでカソード電圧が88Vの設計値のところを86V位で安定した。
各部の電圧に設計値とかけ離れたところがないことを確認。SP端子にDMMをACレンジにして接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
各部の電圧を測定。猛暑によるエアコンのフル稼働のためかAC100Vが98V程度しかないので各部の電圧が低め。
諸特性を測定。実験機と大差なし。出力は電源電圧が低めのせいか実験機より低くなった。
周波数特性。低域のレベル低下があるが、高域は伸びており150kHzまでは素直だ。
クロストーク特性。20Hz〜20kHzでは-66dB以下となっている。
Lchの歪率特性。110Hzが悪めだが2次歪み主体の直線状となっている。
(10kHz方形波、ダミーロード8Ωでの出力2Vp-p、100mV/div(プローブ10:1)、20μS/div) SP端子に0.047μF〜0.47μFのコンデンサをつないで方形波観測し、ダミーロードをオンオフしてみるが発振の兆候は見られず安定していた。
特性を調べた限りでは問題なかった。