6EW7を2本入手したので6DE7シングルアンプに差し替えてみた。
6EW7と6DE7はピンコネが一緒で特性もほぼ同じ。6DE7の電力増幅3極ユニットのPp maxが7Wなのに対し、6EW7のそれは10Wと大きくなっている。真空管の形状は太くなっているが、ベースはMT9ピンで同じ。
電力増幅ユニットのカソード電圧を88Vに調整し諸特性を測定。左右チャンネルにバラツキがあるが、6DE7に比べ利得が増加、出力がRchは2Wと6DE7に比べ倍近く増えた。
6DE7を6EW7に差し替えると管の太さがまるでGT管のよう。6EW7のほうが似合っているかなあ? 試聴してみると、6DE7に対し6EW7のほうが低音の迫力が増す感じ。中高音はスッキリとしたサウンドで同じ印象。
もっと6EW7を入手したいが殆ど市場に出てこない。ヒーター電圧違いの10EW7は9.7V・0.6Aで、こちらのほうは入手が容易。ただ電源トランスのPMC-95Mはヒータータップが6.3V2Aと6.3V1Aなので、10EW7を2本点火するのは難しい。