45シングルアンプ・リニューアル版は配線チェック後、+Bにダミー抵抗6kΩをつないで電源オン、電圧を確認する。45グリッドの電圧を90Vに調整。
その後ダミー抵抗を外し、45を挿して電源オン、カソード電圧が約133Vであることを確認。RCA端子に指を触れ、SP端子のAC電圧が上昇するのを確認。動作一発OKだ。
気になる残留ノイズは0.3mVに収まっている。すでに無帰還で目標の0.3mVを達成。オシロで方形波観測したが問題なし。発振の兆候は見られない。
クロストークを調べたらワーストで-36dB位しかなく変だ。最悪DCDCユニットを外して片方を遠ざけるかなどと思案したが、よく考えたらオシロのプローブを両チャンネルつないでいるからであった。プローブを外したらクロストークは消えた。
各部の電圧を測定。+BはAC100V換算で377Vと設計値より3V高いが問題なし。各部の電圧は設計値より大きく外れたところは無い。
諸特性を測定。歪率は未測定。利得は30倍弱であった。6dBのNFBで15倍程度になるはず。
Analog Discoveryで測定した周波数特性。高域は150kHzまで素直に落ちていっている。両チャンネルの特性が揃っている。
とりあえず特性を調べたところでは問題となる点は無し。次回はNFBをかけて詳細な周波数特性を測定する予定。