42プッシュプルアンプ試作機はNFB無しの利得が60倍と多すぎたので、初段のプレート抵抗R5とR6を56kΩから43kΩに変更した。また、NFBをかけるためにR23をボリュームで見繕ったところ、6dBで5kΩとなったので5.1kΩをとりあえず採用。
回路図を上記に示す。赤字が変更したところ。
諸特性を上記に示す。裸利得は60倍から50倍になった。NFBは6dB。DFは2.9まで増えた。出力は7Wとなった。
Analog DiscoveryによるLchの周波数特性。100kHz付近に小ピークがあるがそのままとした。
Rchの周波数特性。こちらも同様だった。
クロストーク特性。20Hz~20kHzでは-72dB以下となっている。
Lchの歪率特性。1W以上でガタガタしているのはA2級への移行によるものか。
Rchの歪率特性。
特性を測定して気になったのは100kHz付近に小ピークがあることくらい。他は問題なし。