PEN45シングルアンプの塗装を始めた。今回は依頼者さんの希望で、ホワイトパールに塗装することになった。
ホワイトパールは3コート塗装と呼ばれていて、下塗りと上塗りに分かれている。3コート塗装は一般的な2コート塗装に比べ工数がかかるため割高となっている。
塗装に使うスプレー類。左からプラサフ(下地)、ホワイトパールマイカT-96(下塗り)、ホワイトパールマイカA-12(上塗り)、クリアA-4の順。
どんなものか試し塗りしてみた。下塗りはソリッドの白で、注意しないとタレやすいかも。上塗りは細かいマイカ片(だと思う)が入っていてキラキラしている。上塗りを別のソリッド色に使えばパールマイカに塗装できるのかもしれないね。
仮組みを解体し、保護ビニールを剥がし、リューターに付けたペーパーコーンでバリや溶接跡を削った。その後に浴室にて#400のペーパーで縦横斜めに水研ぎ。疲れるので雑になった(すみません)。カットしたカレンダー紙を貼り付けて塗装準備完了。
外の駐車スペースに新聞紙を敷き、風でめくれないように養生テープで止めた。折しも南風が強く、風が弱まるのを見計らってスプレーを吹き、すぐ回収して室内で自然乾燥させた後、赤外線ストーブで高温乾燥する。この暑いのによくやるよ。
プラサフを2回吹いた後、下塗りを3回吹いた。3回なのは、下地がグレーなので、塗装にムラがあると下地が透けてみえてしまうため。この状態で撮影してみた。
これは上塗りの2回目。新聞紙に飛んだ塗料が光っているのがわかるかなあ?
拡大してみるとマイカ片?でキラキラ光っているのがわかる。
クリアは3回、結構厚めに吹くので自然乾燥や高温乾燥にも時間をかけて、1時間半くらいのサイクルで行った。
これはマスキングのカレンダー紙を剥がして最後の高温乾燥を行う前の画像。違いがわかるかな?写真にするとソリッドの白と見分けがつかない。
最後の高温乾燥が終わった状態。この後3日くらい乾燥させる。せっかちなのでつい磨きをやってしまうと塗装が柔らかいため失敗するので我慢。
白いネジなんて市販品に無いので、ネジの頭をダンボールに差し込んで塗装する。プラサフを1回、下塗り(白)を2回、クリアを1回吹いた。あまり塗装を厚くするとネジの十字が埋まってしまい、ドライバーの先が入らなくなるのでほどほどに。
今後は実体図もどきの作成と、電源部の平ラグ作成を予定。