前回実体図もどきを載せるのを忘れていた。前作PEN45シングルアンプとほぼ同じで、+B電源の平ラグの位置が変わっているくらい。
+B電源の平ラグを作成。
反対側から見たところ。
裏側。FETの2SK3234はスペーサーに共締めしてシャーシに放熱する。スペーサーは7mmと10mmを使用。熱収縮チューブを縮めるにはライターを使っているが、火力が強すぎて焦げてしまった。
+B電源基板に配線し、ダミーロードをつけて電源部のテスト。+Bは266Vとなり、設計どおりだった。
OPTの配線が邪魔なので、先に処理してしまう。配線はおそらく耐圧600VのUL1015で太く、しかも1次AWG22、2次AWG20くらいの撚り線となっており取り回しに苦労する。そんなに高耐圧である必要はなく、電流も少ないから細いUL1007で良いと思うのだが。
配線はカットした後に両端の配線を剥き、予備ハンダしているので時間がかかる。後々のハンダ不良を起こさないための作業なので省略できない。次はGND配線をシャーシアースポイントに接続。RchのPEN45DDソケットに取り付けた立ラグに集めた。
RCA端子からボリュームまでのシールド線を作成。カナレのGS4を使っているが、しなやかなもののGNDの網線が密で細かいので処理が大変。
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ここらへんずっと画像なし
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配線がほぼ終わったので、インシュロックタイで束線する。シャーシが大きくて配線がバラけてしまうので何本も使った。ノイズやクロストークで問題とならないように束線には注意している。
ここまできたら全部で22個のCRを順に取り付けていく。カップリングコンデンサはASCの中古0.33μF400V、手持ちを漁ったら出てきたのでそれにした。
最後にEF39とPEN45DDのトップグリッドのシールド線を作成。PEN45DDのグリッドキャップ近傍に発振防止用の直列抵抗を取り付けた。最後に熱収縮チューブを被せる。
組み立ての終わったシャーシ内部。案外スカスカだがこれで全部。
トップグリッドへのシールド線の様子。真空管無しではシールド線がブラブラするし、あまりやりたくない。
この後は配線チェック、動作チェックへ進む予定。