全くもって金太郎飴的な記事だが、西崎電機には12B4Aシングルアンプ用の電源トランスも特注でお願いしていた。今回はそのテストを行う。
依頼内容は以下のとおり。
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西崎電機様
いつもお世話になっております。
伏せ型電源トランス(上下カバー付き)の見積もりを
お願いします。
1次 0-100V 50/60Hz
2次
0-6.3V 1.2A 7.56VA
0-6.3V 1.2A 7.56VA
0-160V 120mA 19.2 VA
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計 34.32VA
端子数：8
希望個数:1個
※負荷をかけた時の電圧で設計して下さい。
電圧が高めに出るのは構いません。
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サイズ W80mm×D68mm×H58mm(シャーシ上)、ビス間 64mm×52mm (M3)、重量 1134g。
テスト結果を上記に示す。数値は1次側をAC100.0Vで計算してある。それぞれのヒーター電流は6AN8Aが0.45A、12B4Aが0.6A、計1.05A。MT管の場合、ヒーター電圧は一般に±5％まで許容されるので問題ない。
+Bはブリッジ整流後に100μFのコンデンサを使い、60mA流したときの電圧を測定した。+B電圧はトランスの端子電圧の1.3倍程度(経験則)になるので、テストでは211.2/160=1.32倍であることから問題ない。
この特注トランスは春日無線変圧器のH12-0429相当としたもので、同等の性能を持っている。但し+B回路はH12-0429が両波整流なのに対し、特注トランスはブリッジ整流とした。
