おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

真空管による整流回路

ダイオードによる整流回路に比べ、整流管による整流回路は

どうも分が悪いようだ。

 

整流管は発熱するし、高価だし、へたりやすいし、場所を取る

など欠点ばかりが目につくようだ。

 

でも良い点もある。整流管の種類を交換することで+B電圧を

変えられる、スイッチングノイズが出ない、傍熱管を使う

ことで+Bの印加時間を遅らせられる等である。

 

でも一番の良い点は、動作状態でお線香が灯ることだろう。

また、調整中に誤って+Bをショートしても即座に壊れない

ことだ。こういう点にメリットを見出す人は多いのではないか。

 

フィラメントのDC点火、これはダイオードでないと無理だ。

半導体を使わないでアンプを組む場合、どうしても低電圧で

動作する直熱管を使わないとハムが抑えられない。

 

私自身は、かつてむさぼり読んだ70年代の初歩のラジオ

ダイオード整流を多く採用していたこともあって、全然

違和感がないんだけどね。