7本の10EW7をとっかえひっかえ、やっと10EW7 section1のプレート電圧を4V程度の差に追い込むことができた。これから使っていくとずれる可能性があるが、現状で良しとしよう。
10EW7差動アンプの諸特性
周波数特性
十分広帯域だ。左右で特性が揃っているのが良い。
歪率
なんだか周波数ごとに特性がばらばらになってしまった。出力2W以上の測定で急激に歪率の悪化があったが、これはオーディオインターフェースの入力が飽和してしまったためで、ボリュームによるアッテネータを入れたら異常値を示さなくなった。
クロストーク特性
20Hz〜20KHzにおいて60dB以上を確保。高域で悪化が見られるが、低域の悪化が無いのは差動アンプの特徴だ。
回路図
NFB抵抗に並列の容量を入れなかったので削除。
最後に、アンプの画像を追加。