暑い夏は省電力真空管アンプで音楽をゆっくり聴きたいね。 そこで、ヒーター(フィラメント)の省電力順に私が持っている真空管をいくつか紹介してみよう。
トップバッターは71A。5V×0.25A=1.25W。いきなり直熱管か(笑)。画像が斜めっているのはご容赦。ソケットにRCAって書いてあるけれど、どうも違うらしい。これを買った時お店の人は、National Unionではないかと言っていた。パチモンだから安く手に入れることができた。
次はEL32/VT52。6.3V×0.2A=1.26W。カーラジオ用の真空管。トップグリッドなのとヘンテコな形なのが災いして安い。サンエイで1本1,000円。カナディアンマルコーニのもの。カーボンスートされている上、ヒーターが省電力なのでお線香が目立たない。けれどコイツの音が気に入ったので、ずいぶん溜め込んでしまった。
12A6GTY。12.6V×0.15A=1.89W。インターネットにこの画像が流出するのは珍しいのでは(笑)。"12A6GTY"で画像検索すると、なぜか拙ブログばかり引っかかってくるし。黒いプレートに茶色のベースがお気に入り。これもかなり自分好みの音色だ。
最後に1626/VT-137。12.6V×0.25A=3.15W。これはヒーターを取り巻くカソードが出っ張っているのでお線香の灯っているのがわかりやすい。1枚平プレート2A3のミニチュア版みたいで隠れた人気が有る。これはSYLVANIAのもの。
こうやって画像と解説を載せてるのもMini Watters projectにまんまとのせられているんだよね。だったら思い切りのせられてみようか。
この中で私が未だ音を聴いたことのない71Aはどうだろうか。直熱管はオカネがかかる、って前回の拙ブログに書いた後でこんなことを始めようとするいいかげんさ(笑)。
本当は真空管オーディオの趣味が飽きる頃にこのタマを使ったアンプを作ろうという計画だったのだが、71Aの音が自分に合わなかったらどうだろうね?試聴して確かめておいても良いかもしれない。ただし、オカネはなるべくかけないで。
フィラメントが5V0.25Aだから、秋月電子通商の超小型スイッチングアダプタ5V2Aで点灯実験をしているところ。直熱管なのでシングルステレオで2個必要。でも1個600円だからお財布に優しい。残留リプルは2.2mVと優秀だ。
暑いさなかにシャーシ加工は辛い。だから12A6GTY超三アンプ(解体済)のシャーシを使おう。電源トランスは東栄のZT-03ESが手持ちにある。出力トランスは同じく東栄のOPT-5Sを持っている。
問題は気力だね。こうやって机上で計画しても実行に移せるかどうか。