おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

トランスケース

やはり「バタ角」は一般的ではないだろう、ということで、関東変圧器材工業(株)のトランスケースを紹介しよう。

 

まずはじめに、電話をかけて資料を郵送してもらった。この会社は「トランス材料のデパート」だそうだ。トランスを自作する人はここにお世話になったことがあるのではないかしらん?

 

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角型トランスケースは標準品でYDケースというものがあり、各種サイズが揃っている。

 

とりあえず発注してみようということで、どのサイズにしようか迷った末、東栄OPT-5Sのバンドの一部をカットして収まるサイズとしてYD80を選んだ。外形はW80×D71×H120。

 

電源トランスの高さを68mmとすると、トランスケースをほぼ同じ高さに揃えると考えて、高さを70mmでカットしてもらうことにした。本当はYD40のW63×D63がもくろんでいるTANGOのH-5Sに一番近いが、肝心のトランス本体が入らないようでは困るのでサイズの大きなものにした。

 

この会社は昔ながらのやり方なので、Faxを送った後に電話をかけて見積もり依頼をした。

 

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発注後8日でトランスケースが届いた。在庫があったようなので早かった。YD80は厚さ0.8mmの軟鉄製で銅メッキがしてある。上面に袋タップがしてあるが、底板も同様なので上面は不要なのではあるまいか?

 

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袋タップはM4のネジが切ってある。必要なのは底板とカバーを留めるネジ穴加工だ。ネジ穴はタップを切らずにタッピングネジで留めようか。また、底板に配線を通す穴を開ける必要がある。

 

上面の袋タップは不要なのでパテ埋めするのと、表面の凸凹を均す下地加工が必要だ。その後プラサフを吹いて本塗装となる。

 

トランス本体の固定は、ピッチ詰めをせず底板に固定するだけにしよう。もしも再利用する場合は、トランスの端子から再配線すれば良いし。

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かかった金額を上記に示す。1個当たり2,285円は高めだが、発注個数が4個だけなので仕方ない。とにかく1円でも安く!というより、手間暇をかけて自分が満足できるオリジナルケースを作ろう!という感じかなあ。

 

タムラ・タンゴ・ハシモトの高級トランスは、ケースにトランス本体以上のお金がかかっている、と考えても良いだろうね。

 

もし発注する際は、見積もりを取ることをお忘れなく!

 

関東変圧器材工業(株)

千葉県柏市逆井3-22-23

TEL:04-7176-7011、FAX:04-7176-7014