台風が通過した後はしばらく涼しい日が続いていたが、元通りの暑い(熱い?)日々に戻ってしまった。到底アンプいじりなんぞやる気もなく、エアコンの効いた部屋でだらだらとパソコンに向かっている。
こんな時は将来作るかもしれないアンプの軍資金を貯めておくに限る。とはいえ、ついついヤフオクで落札してしまったのがこの71Aだ。中古のNATIONAL UNIONのもの。
手持ちに偽RCA?の71Aが4本あるのだが、1本だけμが低くて残留ノイズが多めのタマがあって予備のが欲しかったんだ。
それらのタマを購入するときに、お店の人からNATIONAL UNIONではないか?と言われた。それを承知で購入した。
だから、本物のNATIONAL UNIONのタマを入手して比べてみようと思った。
反対側から電極の様子を比べてみる。左が偽RCA?で右がNATIONAL UNION。確かに見分けがつかないほどそっくりだ。
次は上部のマイカ。やはり形状は同じと言って良いだろう。
袴を比べてみる。袴の下に書かれている文字も同じ。偽RCA?のピンのハンダも古いから、袴だけを挿げ替えたわけでもなさそうだ。
少なくともバルブ内部は一緒。違うのは袴のシルク印刷だけ。私にはRCAとNATIONAL UNIONが製造当時、どういう関係があったのかはわからない。
例えば、袴の印刷を消してRCAの印刷に変えてしまったとする。当時、メーカーで値段の差があったとは考えにくいし、第一そんなに高価格なタマではなかっただろう。わざわざそんなことをしてもメリットがあるとは到底思えない。
というわけで、元々製造メーカーに大して興味があるわけではない私としてはよくわからないし、どーでもいいという結論になってしまった。
皆さんはどうお考えだろうか?