おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6N6Pプッシュプルアンプ・シャーシ設計

今頃17JZ8 CSPPアンプの配線中、かと思えばさにあらず。6N6Pプッシュプルアンプのレイアウトを検討していたりする。この時期にシャーシ加工と塗装まで済ませてしまえば、寒くなっても組み立てはできるし、少しずつ作業を進めておこうと思ったのだ。

 

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というわけで、またCADで穴あけ図を作ってみた。シャーシは奥澤のO-27、W250×D150×H40 t1.0のアルミ弁当箱。出力トランスKA-8-54Pを関東変圧器材のトランスケースに入れる。バンドカバー型のトランスをケースに入れるなんてナンセンスだが、それはデザインのためなのだ。

 

6P1Pシングルアンプに続き、ブロック電解コンデンサを2本立てることにした。このデザインは那須好男氏の6BM8シングル・ステレオ・パワー・アンプのパクリ、じゃなくてオマージュである。もちろんブロック電解コンデンサをシャーシ内に収めることは可能だが、やはりこのデザインは捨てがたい。

 

電源部とアンプの初段に平ラグを採用する。FETは平ラグとの親和性が高いので、最近はよく使っている。欠点もある。実装密度は置いといて、平ラグをどこに配置するかで困ってしまうのだ。周辺の部品と干渉しない場所に配置するには注意が必要。立ラグならビス1本で留められるし、配置の自由度が高い。穴あけ図に5Pとか6Pと書いてあるのが平ラグを並べるところ。

 

電源部は5Pの平ラグ、アンプ初段は6Pの平ラグに載せる。載せきれない部品があって、6N6Pのカソード周りと-C電源回路は立ラグに配置する。平ラグと立ラグの混載となるわけだ。

 

今度のはシャーシの厚みが1.0mmということもあって、加工は容易だろう。でも加工時に騒音が出るのは間違いないから、手早く済ませられるようにしたい。