おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6N6Pプッシュプルアンプ・パーツが揃った

6N6Pプッシュプルアンプの残りの部品をアキバへ出かけて買ってきた。これで部品が全部揃ったことになるが、果たして買い忘れがないかどうか?揃ったところで集合写真を1枚。

 

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初段と定電流用の2SK30A-Yはぺるけさんの頒布を利用した。どうもありがとうございます。

 

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全段差動ミニワッター用のパーツじゃないけどいいのだ。2SK30A-Yを数十個購入しても、おそらくまんべんなくバラつくから、利用価値の無いFETがわんさか増えてしまう。きっとぺるけさんではそういうFETがごっそりたまっているだろうけど、それらのFETを利用する方法を考慮済みなのだろう。

 

その点頒布では選別されているから、無駄なく使えるという利点がある。果たしてその精度はどうなのか確認してみよう。それにしてもFETの印字が小さくて見えない。ルーペはどこいった?目が痛くなってしまったぞ。

 

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006Pの乾電池と1KΩの抵抗、デジタルマルチメータを用意する。初段用のペアはId=0.75mAとなるゲートバイアス電圧で選別されているが、私はIdssでやってみた。結果は1.75mAが3個、1.78mAが1個だった。30μAの範囲に収まっている。FETはピンセットを使って直接触らないようにした。温度変化でIdssが変わってしまうからだ。

 

6N6Pのカソード電流は初段2SK30Aの間に入れた100Ωでバランスを取るし、利得はNFB量で調節できるから厳密なペアである必要はないが、これなら十分だろう。

 

あとは定電流用2SK30A-Yであるが、Idssは1.80mAが2個でドンピシャだった。24℃での測定だから、シャーシ内の温度上昇で変化する可能性があるが、これも問題ない。

 

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回路図を微妙に修正したので再掲。350V 47μF×2のブロック電解コンデンサを2個使うことにしたから、そのうちの1個(C7)をFETリプルフィルタ用と+B出力用に分けた。そんなに+B電圧の立ち上がりをゆっくりにしなくても、ということもある。