頻繁に更新される「おんにょの真空管オーディオ」。じつはブログネタが多くて記事の執筆!が追いついていないのだ。つまらない記事の粗製乱造!! 見たい人だけ覗いてねm(_ _)m。
現状の45シングルアンプはOPTの1次インピーダンスを2.5KΩ:8Ωとしている。通常は5KΩ:8Ωとするのが一般的だ。あえてそうしているのは、45シングルで低音を出そう、というもの。5KΩに比べ、周波数特性は低域側に伸びるがDFは低くなり、また出力も低下する。
そこで通常の5KΩ:8Ωにしたらどうなるか、試してみようと思う。
これが45の5KΩの場合のロードライン(青線)。動作点は2.5KΩの時にEb=230V、Ip=40mAとしていたが、そのままだと動作点よりロードラインの左側が短くなってしまう。Ipを減らすとEbが少し増やせるので、Eb=240V、Ip=32.5mAとしてみた。
回路図の変更部分を赤枠で示す。OPTは2次側の端子を変更することで、1次側のインピーダンスを変更できる。グリッド電圧は100Vから変更しない。Egは-40Vから-46Vへ深くなる。
カソード抵抗R6は電圧が増えて電流が減るので抵抗値を高くする必要がある。現状3.5KΩから4.5KΩに増やす。1KΩ5Wのセメント抵抗を1個追加するだけ。
この変更により、出力は増えるだろう。周波数特性は高域に移動するはず。利得は減るが、これは主にOPTの変圧比が変わるため。DFは増えるだろう。NFB抵抗VR4の値を変えない前提なので、変えるとなると当然数値が変わってくる。
これで試聴してみて低音がやはり足りないな、と感じたら現状に戻せば良いし、違いが感じられなかったら変更後の回路で行こうと思う。