ノーマルではノイズの多いLXU-OT2だが、すこしあがいてみることにした。
LPFを入れれば残留ノイズが低くなることはわかったが、可聴周波数でのノイズを減らせないものだろうか? そこで秋月のAKI.DAC-U2704で行った電源強化と同様にやってみることにした。
始めにDACの回路から、C87を47uFから220uFに増量。
3.3VのレギュレータはC18を10uFから1000uFへ、C33を10uFから220uFに増量。
12Vの昇圧DC-DCはC4を100uFから330uFに増量、また12Vラインに1KΩのブリーダー抵抗を追加。
改造後のRCA出力での残留ノイズは2.6mVで改造前と変わらなかった。おそらく可聴周波数帯域より上の周波数でのノイズが支配的なのだろうと思う。
これは改造前後のWaveSpectra画像。ノーマル状態と条件を同じにして録音。1KHz,2KHz,3KHz…が出ているがPCからのお漏らしなので無視してほしい。
ブリーダー抵抗追加で5.7KHzのピー音?が11KHzあたりに移動(赤矢印)、レベルも下がっている。もっと低抵抗にしたほうが良いかもしれない。
20KHzまでのノイズを見ると、改造後のほうが下がっているように見受けられる。コンデンサの強化が効いているのかブリーダー抵抗なのかわからないけれど、改造後のほうがいいんじゃないかな?。
改造後の基板上面。一応体裁を保っているが、LPFをつけると飛び出しちゃうからどうしようか?
基板の裏面。1KΩの抵抗をC4と並列に追加。