LUXMAN・LXU-OT2のイタズラのさらに続き。
RCA出力にLPFを入れたのはいいが、基板本体に300Ωの抵抗が入っていて(回路図のR5・R6)高域の減衰が大きくなってしまった。そこでこの抵抗をパスしてLPFにつないだ特性を調べてみた。
LPFの回路は前回と同じ。
始めにWaveSpectraによるループバック。ノイズ自体はあまり変化がないが、残留ノイズは0.12mV→0.22mVに増加。
再び周波数特性。20KHzで-1.8dBとDAC出力にLPFを入れた場合と殆ど同じ。
試聴結果。じつは300Ωの抵抗が入った状態でも試聴しているんだけど、やはり高域の落ちが大きいともやがかかったようで、ゆったり聴くには良いが物足りない印象だった。300Ωをパスすると本来の音が出てくる感じ。ただOPアンプの音色が出ているのか、高音の荒さが時々のぞかせるみたい。
拙DAC付きラインアンプと比較試聴してみても、追いつくことはあっても容易に越えられない壁が存在しているようで、たとえOPアンプを交換したとしてもうーんどうだろうね?
アンプで増幅するのをやめて、AKI.DAC-U2704改+LPF+ライントランスを試したら音色の違いが出て面白いと思う。ただ、ライントランスを買う予算を確保しなければならないけれど。